はじめに









ミロと思いが通じて少し経ったある日。

ミロにこう言われた。



、君はもう俺から逃げられないぞ。」

「え?」



すぐにその意味が分からず、ミロの顔をじっと見つめていたが、真剣なミロにその意味が分かり私は僅かに頬を赤くした。

「い、いきなり何言うの。」

照れ隠しでぶっきらぼうに言ってみた。

がいつ俺から心変わりするか心配だから、最初に言っておこうと思ってな。」

心変わりなんて。

私がするわけ無いじゃない。

それって、むしろ私が心配する事だわ。



「ミロのその言葉、そっくりそのままお返しするわ。」

ちょっと力を込めてミロを見る。

「ミロの方こそ、私から逃げられないからね。」

ミロが笑顔一杯の顔になる。

その笑顔にどきどきしてるって、ミロは知ってるのかしら。

「良かった。も同じ事を思っていてくれて。」

「私も嬉しい。ミロがそう思ってくれて。」

私の鼓動が更に速くなる。

。」

ミロが私の名を優しく呼んでくれる。

「これから始まる俺達の関係のスタートとしてキスしよう。」

「っえぇ!」

思いがけないミロの言葉に顔が赤くなるのが分かる。

でも。

私には断る理由なんてもちろん無く。

「うん。」



ミロと私の始まりのスタートの合図として。

私達はゆっくり唇を重ね合わせた。







なんだこれ!?、なとっても短編でした〜。
いきなりキスより、こういう風に予告されてのキスの方がどきどきしませんか?

8/18完成、あまりにも短くて放っておいてました(笑)